カスタム投稿作成プラグイン – Custom Post Type UI

WordPressのカスタム投稿・カスタムタクソノミー(カスタム分類)を作成できるプラグイン「Custom Post Type UI」の使い方を自分自身の備忘録として。

カスタム投稿・分類を作るプラグインとして最も有名で使いやすいのは、「Custom Post Type UI」です。
インストールして有効化すると管理画面サイドに「CPT UI」のメニューが表示されます。

Custom Post Type UIで投稿タイプを作る方法

まずはCPT UI>「投稿タイプの追加と編集」を選択します。

以下の設定画面が表示されるので、ここからカスタム投稿を追加していきます。

項目数はたくさんありますが、実際に設定するのは画像の赤枠で囲んでいる項目です。

  • 投稿タイプスラッグ・・・カスタム投稿のID(半角英数で20文字以内)。ここでは「works」と入力
  • 複数系のラベル・・・カスタム投稿の表記名(日本語でOK)。ここでは「制作事例」と入力
  • 単数系のラベル・・・カスタム投稿の表記名(日本語でOK)。ここでは「制作事例」と入力
  • アーカイブあり・・・「真(True)」を選択(アーカイブ一覧表示ページですが、通常は一覧表示ページがある場合が多いので「真(True)」を選択
  • サポート・・・「なし」以外全てにチェック。どの機能を有効にするかを設定する箇所で、すべて機能有効化しています。

最後に投稿タイプを追加ボタンをタップ(クリック)して完了です。

ちなみにその他の項目については以下のとおりです。必要に応じて設定しますが、基本的には上記5項目のみでOKです。

項目 内容
一般公開 初期値:True
カスタム投稿のページを一般の訪問者に公開するか。
通常公開しておくケースが多いのでTrueのままでOK
一般公開
クエリー可
初期値:True
カスタム投稿に対してクエリを実行できるようにするか。
通常TrueのままでOK。
UIを表示 初期値:True
管理画面上でカスタム投稿の設定項目を見えるようにするか。
通常TrueのままでOK
ナビゲーション
メニューに表示
初期値:True
ナビゲーションメニュー上でカスタム投稿の設定項目を見えるようにするか。
通常TrueのままでOK
REST APIで表示 初期値:True
((開発者向け)WordPress REST APIでカスタム投稿タイプを見えるようにするか
REST API
ベーススラッグ
初期値:True
同様にREST API関係の項目
REST API
controller
初期値:True
同様にREST API関係の項目。
アーカイブあり 初期値:False
Trueを推奨
http(s)://WordPressインストール先/カスタム投稿タイプのID名に
アーカイブ一覧ページを作るかどうか。
検索から除外 初期値:False
WordPressの検索昨日でこのカスタム投稿タイプを除外するかどうか
通常TrueのままでOK
権限タイプ 初期値:post
権限をpostと同じにするかどうするか。通常postのままでOK
階層 初期値:False
固定ページのようにカスタム投稿に親子関係を持たせるかどうか。
通常FalseのままでOK。
リライト 初期値:True
WordPress はこのカスタム投稿にリライトを使用するかどうか。
通常TrueのままでOK。
カスタムリライト
スラッグ
初期値:空白
デフォルトの代わりに使うカスタム投稿タイプのスラッグ。通常空白のままでOK
フロントでリライト 初期値:空白
パーマリンク構造の設定。通常空白のままでOK
クエリー変数 初期値:True
この投稿タイプにクエリー変数キーを使用するかどうか。通常TrueのままでOK。
カスタムクエリー
変数スラッグ
初期値:空白
フォルト値の代替として使うカスタムクエリー変数スラッグ。通常空白のままでOK
メニューの位置 初期値:空白
この投稿タイプが表示されるメニューの位置。下記のメニューに表示がTrueの時のみ有効。通常空白のままでOK。
メニューに表示 初期値:True
管理画面メニューにこのカスタム投稿タイプを表示するかどうか。通常TrueのままでOK
メニューアイコン 初期値:空白
サポート 初期値:チェックなし
このカスタム投稿に対してどの機能を有効化するか。全て有効化する場合なし以外すべてにチェック

  • タイトル
  • エディター
  • アイキャッチ画像
  • 抜粋
  • トラックバック
  • カスタムフィールド
  • コメント
  • リビジョン
  • 登録者
  • ページ属性
  • 投稿フォーマット
  • なし
カスタム「サポート」
利用するタクソノミー
初期値:チェックなし
このカスタム投稿タイプに対して、どのタクソノミーを利用できるようにするか。
→この後のタクソノミー追加後に設定するのでチェックなしのままにしておきます。

Custom Post Type UIでカスタムタクソノミーを作る方法

 

カスタムタクソノミーは、投稿のカテゴリのようなもので、今回は制作事例カテゴリを作って、先に作った「制作事例」と紐付けしていきます。

CPT UI>タクソノミーの追加と編集をクリックします。

項目数はたくさんありますが、実際に設定するのは以下の5箇所程度でOKです。

  • タクソノミースラッグ・・・カスタムタクソノミーのID(半角英数で20文字以内)。ここでは制作事例カテゴリということで、「works_cat」と入力
  • 複数系のラベル・・・カカスタムタクソノミーの表記名(日本語でOK)。ここでは「制作事例カテゴリ」と入力
  • 単数系のラベル・・・カスタムタクソノミー表記名(日本語でOK)。ここでは「制作事例カテゴリ」と入力
  • 利用する投稿タイプ・・・このカスタムタクソノミーを紐付けする投稿タイプを選びますが、ここでは制作事例にチェックを入れる
  • 階層・・・「真(True)」にする。(「真(True)」にすると投稿のカテゴリのように階層構造を持つことができます。「偽(False)」の場合は投稿タグのように階層構造を持ちません)

最後にタクソノミーの追加ボタンをタップ(クリック)して完了です。

投稿タイプとタクソノミーの紐付け

CPT UIの投稿タイプの追加と編集メニューから、「投稿タイプを編集」タブをクリックして、制作事例を選択します。

一番下のタクソノミーで「制作事例カテゴリ」にチェックを入れて、投稿タイプを保存します。

パーマリンク設定を更新保存

管理画面左メニューから、設定>パーマリンクを開き、何も変更せずにそのまま保存ボタンをクリックして完了です。

以上でカスタム投稿・分類の設定は終わりです!

次回はカスタム投稿タイプを作成する際に、通常の投稿とは違う項目を固定で入れていく際に便利な、カスタムフィールドについて説明していきます!

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